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シャンパーニュの2008年は別格です。
「ポメリー社」は、1836年にランスの裕福な毛織物商であったムッシュ・ポメリーによって創設されたドメーヌです。そして当時甘口が主流だったシャンパーニュに、世界で初めて「辛口」の概念を取り入れたのが、後継者のマダム・ポメリーなのです。
マダム・ポメリーは、ブドウ畑と醸造設備を備えたエリザベス王朝様式の館を造り上げ、さらにローマ時代の石灰採掘用の坑道をワインカーヴに造り替えました。
このカーヴは、シャンパーニュ造りに最適な10℃前後の理想的な温度が保たれており、ポメリーが質の高いシャンパーニュを生み出すための大きな役割を果たすこととなりました。
「ポメリー・グラン・クリュ・ロワイヤル」は、シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%で構成される一本。
シャンパーニュのグラン・クリュの中でも厳選した七つのグラン・クリュのブドウを使用しており、ヴィンテージの特徴とポメリーのスタイルをしっかりと味わえるキュヴェということです。
リッチで最初にミネラルを感じる香りは、完熟した柑橘類や桃などのヒント、そして後からスパイシーなタッチも続くとのこと。洗練されたエレガントな口当たり、豊かなミネラルがシャープな印象も与えています。
ロブスター・テルミドール、トリュフソースをあしらった和牛のソテー、毛蟹の甲羅揚げなどと共にどうぞ!