2018 Continuum Proprietary Red
Reviewed by Lisa Perrotti-Brown
Issue Date 7th Aug 2020
Source August 2020 Week 1, The Wine Advocate
Rating 98 - 100 points
Release Price NA
Drink Date 2025 - 2055
Composed of 54% Cabernet Sauvignon, 31% Cabernet Franc, 9% Petit Verdot and 6% Merlot, the deep garnet-purple 2018 Proprietary Red has a fantastically fragrant nose of candied violets, red roses, Morello cherries and blackcurrant pastilles with hints of wild blueberries, red currant jelly, iron ore and forest floor, plus a waft of cinnamon stick. Medium to full-bodied, the palate is completely packed with tightly wound black and red berry layers, framed by firm, ripe, finely grained tannins and seamless freshness, finishing with incredibly persistent and evocative floral and mineral layers. An absolute head-turner, this 2018 is all that and then some. Tim Mondavi mentioned that this is due to be bottled in just a few weeks—mid-August—meaning this barrel sample I tasted is pretty close to being a finished wine. With the estate vineyard turning 10 year's old in 2018, here's where we see how incredibly special this singular Pritchard Hill site really is.

失ったオーパス・ワンは、ロスチャイルドに全ての所有権が移転しています。しかし、モンダヴィ一族は凄いワインを造っております。それが、「コンティニュアム」です。　直近の9年間アドヴォケイト誌の評価でも同点又はそれ以上の評価しか受けておりません。　つまりオーパス・ワンを下回る評価を受けていないのです。　凄いですね。　輸入元の担当者が、非常に熱く薦めるので仕入れました。　美しいエチケットが印象的ですね。　オーパス・ワンの高騰が止まらない今、モンダヴィの流れを汲むこのワインはかなりお薦めです。
　ワインスペクテイター誌の元副編集長のジェームス・サックリング氏は、2013年、2014年連続で99ｐを付けています。これも凄い事です。

■ティスティング・ノート
ワインは深みのある濃い青紫がかった赤とスミレ色。カシス、カーダマム、エスプレッソ、鉛筆の芯の香りがあります。口に含むとダークプラム、チェリー、エキゾチックなスパイスと滑らかで完熟した果実とビロードのようなタンニンが感じられ、全体的にテンションがあり複雑な余韻が長く続きます。このヴィ ンテージは我々が「Sage Mountain Vineyard」と呼んでいる自社畑のテロワールとバランスの良い果実が感じられるワインです。デカンタージュをして飲むと、ワインの複雑な香りと、みずみずしいテキスチャー がより一層際立ちます。

■ヴィンテージノート
コンティニュアム・エステートはロバート・モンダヴィ・ワイナリーで20年間、醸造責任者を勤めたティ ム・モンダヴィ、姉のマルシア、その父である故ロバート・モンダヴィによって2005年に設立されました。ナパ・ヴァレーの東、曲がりくねった山道の奥に広がる丘、プリッチャード・ヒルの自社畑から造られる たった1つの赤ワインは、100年間に渡るモンダヴィ家の歴史に深い敬意を注ぎ生まれた、情熱のワインで す。2012年ヴィンテージからは、このプリッチャード・ヒルの自社畑で収穫されたブドウのみを使用、2013年にはハワード・バッケン氏デザインの待望のワイナリーが同じ敷地内に完成し、正真正銘のエステー トワインとなりました。 ヴィンテージ・ノート 2011 年に始まった深刻な干魃は2014 年に入っても続き ました。2013 年秋は話題になるような雨は一切なく、2014 年の2 月は少量の雨が降りました。3 月にも少量の雨が観測されましたが、それから収穫が終わった秋まではほとんと雨が降りませんでした。発芽、 開花、結実、色付き等、全てにおいて前倒しとなり、収穫においては9 月初旬に始まり、10 月の第一週には完了していました。カベルネ・ソーヴィニョンの生育期は長く、とてもクオリティの高いブドウが成 熟し ました。今年は8 月24 日にナパの南西部で大地震が発生しました。震源地からおよそ50 キロ離れ ているコンティニュアムでは大きな被害はありませんでした。夜間の収穫に拘った一年でもあり、人件費も多くかかり、機材の確保も大変でしたが、冷たい状態でブドウをワイナリーに運ぶことに徹底しました。
2013 年に完成した最新のワイナリーがフル活用されました。2014 年はとても素晴らしく凝縮感があり、 骨格が綺麗なヴィンテージとなりました。 収穫 2014 年のコンティニュアムはオークヴィル東の高台、プリッチャード・ヒルの自社畑で収穫されたぶどうのみを使用して造られました。およそ16ha の自社畑には、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、ブティ・ヴェルドー、メルロが西/ 南西向きに植えられています。ブドウの平均樹齢は23 年です。収穫は9 月5 日始まり、10 月3 日に完了しました。
醸造 栽培、醸造、瓶詰めを全て自社の敷地内で行ったエステートワインです。ブドウは手で丁寧に小さ な箱に収穫されワイナリーまで運ばれます。選果は除梗前と後に2 度、手作業で行われます。ブドウは重 力移動でフレンチオーク樽とコンクリートタンクに移され発酵します。発酵後、ワインはフレンチオーク樽（新樽68％）に移され、ここでマロラクティック発酵を行います。この時、プレスワインは別に熟成さ れます。その後、自然にゆっくりと清澄され伝統的な方法で澱引きされます。それぞれのロットは別々に テイスティングされ、2014年の理想的ブレンドが構成されます。結果、基準に満たない20％程のロットは使用しませんで した。ワインは21 ヶ月の樽熟成を経て瓶詰めされました。