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1987年マルサネは赤、白ワインだけではない村名アペラシオンとして誕生したのです。
赤ワインの葡萄として知られるピノ・ノワールだけを用いてロゼワインを産出するブルゴーニュ唯一のアペラシオンです。
ミネラルを含む土壌からは、上質で豊満なロゼワインが生まれることを私たちは確信していたのです。
醸造:白ワインと同じ手順です。
2/3は直接圧搾した果汁から 残り1/3はセニエ方式、2日間マセラシオンして、
色素を抽出したマルサネ・ルージュのタンクから果汁を引き抜く)の果汁。
圧搾前に72時間のスキン・コンタクトを施し、濃い色調と素晴らしくリッチな香りを得た果汁から造られます。
24時間のデブルバージュ(前清澄)後、16~20度の温度管理をしてアルコール発酵させ、果実味を最大限保ちます。
全て樽を用いずタンクで発酵。冬場のマロラクティック発酵を経て、軽い濾過・清澄後に瓶詰めされます。
マルサネ近代化の礎を築いたドメーヌ・クレール=ダユ、その血統を継ぐのが、ブリュノ・クレールと、このドメーヌ・バールなのです。
コート・ド・ニュイ最北端に位置するマルサネは、バジョシアン階とバトニアン階の石灰岩が混ざる土壌の多様性、 そしてブルゴーニュで唯一、赤・白・ロゼのワインを生みだすことが出来る、一躍注目を浴びているアペラシオン