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ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ1erCru2021
ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ1erCru2021
商品コード
16080
銘柄
ミシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ1erCru2021
年号
2021年
容量
750ml
フランス
地域
ブルゴーニュ
ニュイ・サン・ジョルジュ
ランク
ブドウ
ピノ・ノワール
種類
タイプ
ミディアムボディ
¥17,820 (税込)
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COMMENT
リアルワインガイド84号より
≪今飲んで:93点+ ポテンシャル:94+点 飲み頃:今~2050≫
さすが21年。例年の力強くて濃さを感じる香りではなく、あくまでN・S・Gのきれいな土と黒果実と大地の香り。エレガントなのだ。口に含むと黒果実味がとても多彩な味わいで、そこに大地の風味がしっかりと混じり合う。例年(特に19年、20年)の力強さも魅力的だが、やはりスタイルは21年に分がある。この複雑な味わいを持ったエレガントなワインこそブルゴーニュワインだ。と書くと言いすぎか。〈23年6月試飲〉

ブルゴーニュ全体の模範となるミシェル・グロ。それはACヴォーヌ・ロマネの模範でもある。
そしてこの21年ヴィンテージを試飲して思ったことは、毎ヴィンテージスタイルの模範でもあるということ。
1本目のACブルの香りをとり、口に含むと21年ヴィンテージの写し鏡のようなスタイルと品質だ。
ともかくエレガントでブルゴーニュしており、やや薄めの液体に味がギュッと詰まり、その味わいが凝縮している。
その味わいとは、適切なボリュームの果実味と熟して円くて美しく伸びる酸、濃くないので例年より表現されているミネラル感、まるでないかのように液体に溶け込んでいる柔らかいタンニンなどから生まれる複雑な果実味だ。
そしてそれらの各要素の調和がとれ、その結果として滑らかで柔らかくてみずみずしい液体の質感となっている。
また、各要素のバランスが良いから長く熟成する。
なんかまるで黄金のヴィンテージのような説明となっているが、実際そうなのだ。
いぜんもどこかで似たようなことを書いたけど、ブルゴーニュワインに強さや濃厚さを求める人には物足りないだろう。
しかし、ワインにエレガンス、バランスの良さ、ミネラリーさ、そして最も大切な美味しさを求める人には最高のヴィンテージだ。
ただし難しい気象状況から生産者間でクオリティに大きな差がある。
つまり天候の年ではなく、生産者の年。素晴らしいところ、フツーのところ、イマイチなところと造り手の技量にかかっている。
もちろんミシェル・グロは素晴らしいところであり、ワイン全てがいちいち美味しい。
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