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ミシェル・グロ ジュヴレ・シャンベルタン・プラティエール2021
ミシェル・グロ ジュヴレ・シャンベルタン・プラティエール2021
商品コード
16077
銘柄
ミシェル・グロ ジュヴレ・シャンベルタン・プラティエール2021
年号
2021年
容量
750ml
フランス
地域
ブルゴーニュ
ジュヴレ・シャンベルタン
ランク
種類
タイプ
ミディアムボディ
¥11,660 (税込)
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COMMENT
リアルワインガイド84号より
≪今飲んで:91+点 ポテンシャル:92+点 飲み頃:今~2045≫
香りひと嗅ぎでジュヴレ・シャンベルタン。本当に21年は各ACの個性がよく出ている。やや黒い風味と土と鉄分とスミレの香り。口に含むと甘みがやや勝る美味しい味わい。酸はもちろんあるから「甘いは旨い」ワインだ。そしてジュヴレっぽい力強さとか黒さでグイグイ押してくるものではなく、赤黒果実味が多層的でエレガントな味わい。これも良く出来ている。〈23年6月試飲〉

ブルゴーニュ全体の模範となるミシェル・グロ。それはACヴォーヌ・ロマネの模範でもある。
そしてこの21年ヴィンテージを試飲して思ったことは、毎ヴィンテージスタイルの模範でもあるということ。
1本目のACブルの香りをとり、口に含むと21年ヴィンテージの写し鏡のようなスタイルと品質だ。
ともかくエレガントでブルゴーニュしており、やや薄めの液体に味がギュッと詰まり、その味わいが凝縮している。
その味わいとは、適切なボリュームの果実味と熟して円くて美しく伸びる酸、濃くないので例年より表現されているミネラル感、まるでないかのように液体に溶け込んでいる柔らかいタンニンなどから生まれる複雑な果実味だ。
そしてそれらの各要素の調和がとれ、その結果として滑らかで柔らかくてみずみずしい液体の質感となっている。
また、各要素のバランスが良いから長く熟成する。
なんかまるで黄金のヴィンテージのような説明となっているが、実際そうなのだ。
いぜんもどこかで似たようなことを書いたけど、ブルゴーニュワインに強さや濃厚さを求める人には物足りないだろう。
しかし、ワインにエレガンス、バランスの良さ、ミネラリーさ、そして最も大切な美味しさを求める人には最高のヴィンテージだ。
ただし難しい気象状況から生産者間でクオリティに大きな差がある。
つまり天候の年ではなく、生産者の年。素晴らしいところ、フツーのところ、イマイチなところと造り手の技量にかかっている。
もちろんミシェル・グロは素晴らしいところであり、ワイン全てがいちいち美味しい。
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